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タンデム研究会の設立主旨・会則

第1回「タンデム加速器及びその周辺技術の研究会」報告集 序文より

1988年7月6-7日 日本原子力研究所「最近、世界的にタンデム加速器、パンデグラーフ加速器の応用範囲は、大きく広がっており、数100kVの分析機器から、MV程度の半導体製造装置、原子分子物理、加速器年代測定、極微量元素分析、高出力高効率自由電子レーザー、更に核物理、中高エネルギー物理の重イオン超伝導後段ブースター、重イオンシンクロトロン、重イオンストレージリング等の大型加速器システムの為の入射器と急速な発展をとげております。しかしながら、今まで国内では、静電加速器関係の定期的な研究会はなく、開発、運転、応用の各現場に置きまして、発生します種々の問題については個々の研究機関で個人的な解決の努力とそれに関係した意見の交換しかできない状況でした。今回の研究会に置きましては実務に携わっておられる現場の技術者、研究者に集まっていただき、具体的な問題の解決、解決方法まで到らなくても関連した意見、情報の交換、議論の場所と機会を持ちたいと考えています。研究会では、特に、完成した仕事よりは未完の仕事、華々しい成功例よりは失敗例、外国の仕事の物真似よりは新しい独創的な仕事(新しい独創的な失敗も含む)を歓迎したく思います.」
これはこの研究会を始めた目的と主旨であります。

日本原子力研究所 (現 日本原子力研究開発機構) 峰原 英介 氏

「タンデム加速器及びその周辺技術の研究会」 会則