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陽電子消滅実験装置

原理

 陽電子は電子の反粒子で,物質中に入射すると電子と対消滅しγ線を放出します。消滅するまでの陽電子の寿命や消滅γ線のエネルギー分布を測定することにより、物質中の点欠陥(原子空孔)や微小空隙を検出することができます。
図は22Na等の放射線同位元素を線源として使用する低速陽電子ビーム解析装置の写真です。

特徴

  • 検出できる欠陥:単一原子空孔~空隙
    (ポア、数10nm3)

  • 高感度(>1015 cm-3 )かつ非破壊
  • 試料の温度、導電性等の制限なし
  • 試料表面から数マイクロメートルまでの欠陥深さ分布の検出が可能

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